ウエスタンデジタル、IntelliFlash事業のDDN社への売却および ストレージシステム事業からの撤退の意向を発表

ウエスタンデジタル（NASDAQ：WDC）は本日、当社のIntelliFlash™事業を、人工知能（AI）とマルチクラウドデータ管理のグローバルリーダーであるDDN社に売却することで合意し、正式に契約を締結したことを発表しました。また、両社はDDNがウエスタンデジタルのHDDおよびSSDストレージデバイスの購入を拡大する複数年の戦略的調達契約を通じて、既存のパートナーシップをさらに強化することで合意しました。

今回の発表は、IntelliFlashとActiveScale™で構成されるストレージシステム事業から撤退するというウエスタンデジタルの戦略方針の一環です。ActiveScaleについては戦略的オプションを模索中です。これらの取り組みにより当社のデータセンターシステムポートフォリオを、OpenFlex™プラットフォームとファブリック接続ストレージテクノロジーを含むコアストレージプラットフォーム事業を中心に、さらなる最適化を進めることが可能になります。

「将来に目を向けると、IntelliFlashとActiveScaleのビジネスチャンスを広げ、成長を加速するには、マネージメントの更なる集中と投資が必要で、これにより長期的な成功が確実なものとなります。」と当社プレジデント兼COO（最高執行責任者）のMike Cordano（マイク・コルダノ）は述べています。「データセンターシステム事業のリソースをストレージプラットフォーム事業に再投入することにより、先行して絶好の機会を捉え長期的な価値創造を推進することが可能になり、当社のポートフォリオの優位性はさらに高まっていくものと確信しています。」

「DDNは、高いパフォーマンスと拡張性が要求されるデータ環境において、深い技術的専門知識と能力を備えており、ビジネスの成功を加速するための十分な体制が整っています。」と、ウエスタンデジタルでデータセンターシステムビジネスのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるPhil Bullinger（フィル・ブリンガー）は述べています。「重要なことは、ウエスタンデジタルとDDNの両社が一丸となって、ステークホルダーに対して円滑な移行を達成することをコミットしていることです。当社は、引き続きIntelliFlash製品の最大のユーザーのひとつであり、お客様は今後も最高クラスのサービスとサポートを受けることができます。」

慣習的な売却条件を満たした後、売却は今年末までに完了する見込みです。なお、この売却に関する金銭面での条件は開示していません。撤退意向を表明したストレージシステム事業は、2020年4月3日に終了する2020年度第3四半期から年間で少なくとも$0.20のNon-GAAP EPS利益を生み出すと予想されています。また、当社は事業再構築およびその他の費用を負担しますが、これらは現時点では算定しておりません。

■ウエスタンデジタルについて
ウエスタンデジタルは、データ社会が発展する環境を創造します。データインフラストラクチャーのリーダーとして、かつてなく多様化するデータの保存、保護、アクセス、変換に必要なイノベーションを推進していきます。先進的なデータセンターからモバイルセンサー、パーソナルデバイスまで、データが存在するあらゆる場所において、業界をリードするウエスタンデジタルのソリューションはデータの可能性を広げます。ウエスタンデジタルは、Western Digital®、G-Technology™、SanDisk®、およびWD®のブランドでデータ・セントリック・ソリューションを展開しています。

Non-GAAP 財務指標に関する注記
本ニュースリリースは、売却から予想される非GAAP EPS利益を開示しています。Non-GAAP EPSは、米国の一般に認められた会計原則（GAAP）にしたがって提供されない財務指標です。ここで開示されているNon-GAAP EPSの予想利益には、取得した無形資産の償却、株式報酬費、従業員の解雇、資産の減損およびその他の費用、コスト削減および転換負債に関する取り組みに関連する費用は含まれていません。Non-GAAP EPSの利益に影響する可能性のあるこれらの費用と追加費用のタイミングと金額は算定できず、特定の取り組みのタイミングと意志決定に依存するため、合理的に予測することはできません。したがって、GAAPベースでの売却の影響を示すGAAP財務指標に匹敵するようにNon-GAAP EPS利益を完全に調整することは、合理的な努力では達成できません。

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